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2017年6月 7日 (水)

自分の器量を資産で計るといくら?

 そこいらをうろうろしている人々に、いくらくらいお金が欲しいか、と尋ねると7億円などと法外なことをいうおばさんがいる。宝クジの影響である。私が宝くじを買わない理由はそこにある。こんな欲呆け婆あと同じ思いを抱いているようでは、貧弱な発想しか生まれてこないなと感じるからである。その時点で作家失格なのだ。
 平均年収650万円のサラリーマンの場合はまず8千万円くらい欲しいという。マンション購入の資金である。別の年収1100万円。精密機器の会社に勤める課長の場合は毎月の小遣いが10万円あるのが夢だという。情けない解答ではない。高校生の息子の授業料や中学生の塾代にとられて、自分が自由に使える金は意外と少ない。部下におごる酒代もままならない。出張費もけずられてリーマンショック以降はむしろ赤字になるという。マンションの修理代も小遣いから取られるというのだからつらい話である。
 30代の主婦はローン、子供の教育費、その他女の夢をみんな棄ててとりあえず子供が大学に入学するのに充分な資金がほしいと答える。家族は団地住まい、子供は小学生だから目標資金は1200万円である。別の47歳の女は、お金そのものより精神的に喘いでいた。夫が4年前に突然他界してしまったため、生命保険金でやりくりしながら仕事についてふたりの子供を育てているが、何だか毎日が不安で仕方ないという。10年前だったら「人妻クラブ」に出勤して一稼ぎできそうな美形であるが、欝病的な性格が全てを衰退させてしまい、気持まで病んでしまう。こういう人はその心配性的暗うつ主義と一生付き合うしかない。
 同じ50歳近い女性でも派手にまったく派手に、すげー派手に着飾り、積乱雲のような髪にはコウノトリの巣でもありそうなおばさんがいて、これはすごーい崩れた顔にもかかわらずエステの店を3件とブティックなどを経営していて、その言い草が「毎月700万円の小遣いは絶対に必要」などとほざく。3匹の小犬の面倒は犬介護士に任せて自分は二日に一回はホストクラブに出勤しているのである。ホストは若い女に使い、その女は服を買い、食い道楽に走るのだから世の中はうまく回っているのである。
 ふつうの若いOLの場合は様々で、地味な子は部屋で食事を作って朝になると出勤して、という生活をしているから自分の稼げる範囲から逸脱したお金の使い方はしていない。特筆すべきなのは、お金はいらないという子である。どうせIT長者の女か妻になるのでそいつが稼ぐから心配していないという手合いである。一応美人だが脳みそはからっぽである。いづれ金持ちの男を見つけても棄てられるだろうが、そのときには不思議にお金を投資信託にしていたりする。実際、お抱え運転手にゴルフ練習場までいかせる程の贅沢な暮らしをしている会計監査会社経営者の若い女房を知っている。
 これらのことは三千綱探偵団がアットランダムに取材したことなのだが、その目的は自分にいくらの価値があり、自分の器量にはどれほどのお金がマッチするかということを調べたかったのである。結果よりその過程や考え方、自分に合った金銭の使い方をどれだけ承知しているかが大事なのである。私に限っていえば、興奮することもなく悲観することもない現金の上限は2億円くらいだろうと思う。それだけあれば地方競馬の馬主になれる。中央競馬の馬主といわないところが分相応なのである。 

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